program

公開シンポジウム

【テーマ】 大学入試の多様化を考える―新学習指導要領と総合型選抜の拡大―
【日 時】 2024年9月27日(金)13:00~17:00
【場 所】 東北大学青葉山新キャンパス青葉山コモンズ2階大講義室(翠生ホール)
【参加者】 公開シンポジウムは東北大学高等教育フォーラムとして,リアルタイムでオンライン配信の予定です(視聴には申込みが必要です)。
【概 要】 令和7年度入試は新学習指導要領の下で行われる初めての選抜である。大学入学共通テストへの「情報」の導入や「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善に対応した評価の変更などの大きな変化が予定されている。同時に大学入試の多様化が進んでいる。「年内入試」という用語が生まれるなど,大学入試の変容に関心が集まっている。このような変化は高校現場に何をもたらしているのか,各種のデータを交えながらの議論を試みる。基調講演者は教育心理学の観点から情意機能の評価について研究を重ねてきた宮本友弘事務局長(大学入試学会第1回大会実行委員)が担当する。高等学校からの2件の現状報告の後,後半はパネルディスカッションを予定している。

基調講演

【講演者】 倉元 直樹(東北大学)
【演 題】 大学入試学の構築を目指して(仮)
【日 時】 2024年9月28日(土) 10:30~12:00
【参加者】 正会員,準会員,学生会員,一般参加者
【概 要】 日本では「大学入試」は常に国民的な関心事であった。それでも,かつては一部の人の問題だった。今は進学率が向上し,誰しもが自分自身の問題として語り得る時代となった。大変望ましい反面,時代の流れは速く,過去の個人的経験をよりどころに「いま」の多様な現実に対峙するのは難しい。従来,大学入試は真剣な学問的課題と思われてこなかった。その結果,幾度となく似たような改革が試みられては成果が得られないまま,その原因を振り返ることなく忘れ去られてきた。大学入試学の構築は学問の力を用いて「輪廻」からの脱却を試みる挑戦である。誕生したての学会を基盤として様々な知恵を集結し,「大学入試学」という新たな学問分野を切り拓いていきたい。

学会企画シンポジウム

【テーマ】 「大学入学共通テスト」の研究
【日 時】 2024年9月29日(日) 9:30~11:40
【参加者】 正会員,準会員,学生会員,一般参加者
【概 要】 2014年の高大接続答申を起点とする大学入試改革は,英語民間試験の活用,共通試験への記述式問題の導入,JAPAN e-Portfolioの導入などの目玉政策が全て撤回され,大学入試センター試験の廃止とそれに代わる大学入学共通テストの導入を唯一の成果とする形で落ち着いた。記憶力の評価に偏頗したセンター試験に対して,思考力を測ることを意図した問題の導入が目的とされたが,実際には何が起きているのか。高邁な理念の下に行われた改革が不毛な結果に終わった背景には大学入試に対する学術的議論の不在が挙げられてしかるべきではないか。本シンポジウムでは,大学入学共通テストを多角的な視点から分析することを通じて大学入試制度の基盤となるべき「大学入試学」が目指す方向性について考える。
企画・司会者:西郡大(佐賀大学)・倉元直樹(東北大学)
講 演①:中村高康(東京大学)
講 演②:中村恵佑(弘前大学)
報 告③:秦野進一(東北大学)
報 告④:加藤徳善(東北大学)
指定討論者:南風原朝和(東京大学)

協議会イベント(高等学校協議会,大学等協議会共催企画)

【テーマ】 大学入試をめぐる高校と大学の対話
【日 時】 9月29日(日)12:30〜15:30(予定)
【参加者】 大学等協議会及び高等学校等協議会の登録関係者
【概 要】 令和7年度入試は新学習指導要領の下で行われる初めての選抜である。大学入学共通テストへの「情報」の導入や「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善に対応した評価の変更などの大きな変化が予定されている。同時に大学入試の多様化が進んでいる。「年内入試」という用語が生まれるなど,大学入試の変容に関心が集まっている。このような変化は高校現場に何をもたらしているのか,各種のデータを交えながらの議論を試みる。基調講演者は教育心理学の観点から情意機能の評価について研究を重ねてきた宮本友弘事務局長(大学入試学会第1回大会実行委員)が担当する。高等学校からの2件の現状報告の後,後半はパネルディスカッションを予定している。
※途中退出は可能です。なお,冒頭に高等学校等協議会,大学等協議会がそれぞれ独自の企画を行う予定です。独自企画の内容は概要が決まり次第お知らせします。

個人研究発表

プログラム作成後にお知らせします。