Q&A
Q1 大学入試に関連する学術研究の対象として,具体的にはどのようなテーマがありますか?
A1 様々な研究テーマが考えられます。例えば,代表的なものとしては,大学入学者選抜制度,大学入試の方法,大学入試に関わる評価・測定法,大学入試に関連する政策,大学入試の歴史,諸外国の大学入学者選抜制度,進学動向の分析,個別大学の学生獲得戦略,高大連携の実践事例,大学入試の実施結果の評価,大学入試に関わる追跡調査,社会階層と大学進学,高校等におけるキャリア教育・進路指導,受験生の心理,大学院入試,高校入試,短大や高専の入試などは,本学会で発表される研究テーマとして想定される典型的な例です。
Q2 大学入試学会の特徴を教えてください。
A2 1. 大学入試学会はメンバーシップを持つ常設の組織体です。
2. 本学会では大学等の入試関係者に限らず,本学会に参加を希望する個人に会員資格が付与されます。
3. 大学関連団体及び高校関連団体が加盟する協議会をそれぞれ設置し,情報管理が保障された環境下で会員団体相互の研鑽や情報交換を行います。
4. 学会設立の数年後に「日本学術会議協力学術研究団体」の指定を目指しており,学術団体としての出版物(学会誌や学術書等)を制作,刊行していきます。
Q3 大学入試学会の下に設けられる大学等協議会(大学関連団体の協議会)(Q&A2)とは何ですか?
A3 本学会の下に設けられる,大学や大学入学者選抜に関係する学内組織(アドミッションセンター,入試課,その他),公的な大学入学者選抜研究機関から構成される下部組織です。個人ではなく,大学関連の団体が加盟します。大学単位での加盟も可能です。詳細は「大学等協議会規程」をご覧ください。
Q4 どのような人が大学等協議会のメンバーになりますか?
A4 大学等協議会に加盟する単位は大学の中で大学入試に関わる組織です(Q&A2参照)。その中での個人メンバーの特定は行いません。加盟団体に所属する教職員がメンバーとしての資格を持ちます。ただし,各加盟団体には連絡担当として代表者1名を登録していただきます。加盟団体の教職員であれば,1口3名(大学等協議会規程で定められた人数)までは,本協議会の主催行事に参加することができます。詳細は「大学等協議会規程」をご覧ください。
Q5 大学等協議会主催行事とはどのようなものですか。
A5 本学会の理事会メンバーと大学等協議会の加盟団体のメンバーのみが参加できる非公開の行事です。それ以外の方は,特別に認められた方(例えば,外部から招へいする講師)しか参加することはできません。公開の場で取り上げにくい話題を取り上げ,加盟団体のみの率直な意見交換が行われることを想定しています。
Q6 大学等協議会主催行事に同じ団体から4名以上参加することは可能でしょうか?
A6 原則としてできません。ただし,1団体で複数口の加入も可能ですので,例えば,4~6名の参加をお考えの場合は,あらかじめ2口での加盟をお願いします。詳細は「大学等協議会規程」をご覧ください。
Q7 大学等協議会のメンバーである場合にも,個人会員になることは可能でしょうか?
A7 もちろん,可能です。異動や退職等で大学等協議会加盟団体のメンバー資格を喪失した場合でも,個人会員資格に影響はありません。
Q8 大学入試学会の中に設けられる高等学校等協議会(高校関連団体の協議会(Q&A2参照)とは何ですか?
A8 本学会の下に構成される,高等学校(中等教育学校を含む。以下,高校)や高校が組織する進学指導関係の団体(例えば,○○県進学指導研究会)から構成される本学会の下部組織です。原則として高校ないしは複数の高校で構成される団体が加盟します。詳細は「高等学校等協議会規程」をご覧ください。
Q9 どのような人が高等学校等協議会のメンバーになりますか?
A9 高等学校等協議会に加盟する単位は原則として高等学校等の団体です(Q&A2参照)。その中の個人メンバーの特定は行いません。加盟団体に所属する教員がメンバーとしての資格を持ちます。ただし,各加盟団体には連絡担当として代表者1名を登録していただきます。加盟団体の教員であれば,1口3名(高等学校等協議会規程で定められた人数)までは,本協議会の主催行事に参加することができます。詳細は「高等学校等協議会規程」をご覧ください。
Q10 高等学校等協議会主催行事とはどのようなものですか。
A10 本学会の役員と高等学校等協議会の加盟団体のメンバーのみが参加できる非公開の行事です。それ以外の方は,特別に認められた方(例えば,外部から当該行事に招へいする講師)しか参加することはできません。公開の場で取り上げにくい話題について加盟団体から派遣された参加者のみで率直な意見交換が行われることを想定しています。
Q11 高等学校等協議会主催行事に同じ団体から4名以上参加することは可能でしょうか?
A11 原則としてできません。ただし,1団体で複数口の加入も可能ですので,例えば,4~6名の参加をお考えの場合は,あらかじめ2口での加盟をお願いします。詳細は「高等学校等協議会規程」をご覧ください。
Q12 高等学校等協議会のメンバーである場合にも,個人会員になることは可能でしょうか?
A12 もちろん,可能です。異動や退職等で高等学校等協議会加盟団体のメンバー資格を喪失した場合でも,個人会員資格に影響はありません。
Q13 大学等協議会と高等学校等協議会の共催事業も実施されますか?
A13 共催事業の実施は構想しています。むしろ,大学等協議会と高等学校等協議会の共催事業は,本学会の大きな特徴になると考えています。例えば,大学等協議会加盟機関が主催する大学や入試の説明会,ラウンドテーブル等に高等学校等協議会加盟団体のメンバーが参加するなど,2つの協議会の特徴を生かした企画を実施していく予定です。
Q14 年次大会等の学会主催行事に団体会員として参加することは可能でしょうか?
A14 例えば,「公開シンポジウム」のような無料の公開行事であれば,ご所属の組織が協議会に加盟しているか否かに関わらず,個人として参加することができます。一方,年次大会のような有料の行事については,個人会員資格に応じた参加費をお支払いいただくことになります。会員ではない方も参加することができますが,非会員の参加費は会員よりも高額に設定されますので,ご注意ください。
Q15 大学入試学会の個人会員資格にはどのようなものがありますか?
A15 正会員,準会員,学生会員があります。研究者番号(府省共通研究開発管理システム[e-Rad]研究者番号)をお持ちの方は,正会員となります。他の会員資格を選択することはできません。入会時に研究者番号をご登録ください。高校教員,研究者番号を持たない大学教職員や民間研究所研究員等,研究者番号を持たない方は,基本的に正会員か準会員かをお選びいただけます。ただし,正会員を希望する場合には一定の条件をクリアすることが必要になります(Q&A17参照)。大学などの高等教育機関に学籍をお持ちの方は学生会員となります。それ以外の方は原則的に準会員となります。詳細は「大学入試学会個人会員規程」をご覧ください。
Q16 大学に学籍があり,研究者番号も保有している場合の個人会員資格はどうなりますか?
A16 研究者番号が優先し,正会員となります。
Q17 研究者番号を保有していませんが,正会員になることはできますか?
A17 研究者番号を保有している研究者以外にも以下に該当する方は希望すれば「正会員」となることが可能です。「研究」以外のステータスで大学等に雇用されている教員,大学等の職員,高校等の教員,民間研究所研究員,大学や高校等の退職者等で,以下の条件の1つに当てはまる方です。
(1)広い意味で大学入試学会に関係するような学術雑誌掲載論文(審査の有無を問わない),学会発表,著書,教育関係紙誌掲載原稿,高校関係の研究集会等での発表(民間の教育産業関係者の業務を除く)等の業績がある方
(2)高等学校における進路指導(校務分掌)担当経験がある方
(3)大学入試ないしは大学院入試,高校入試等,入学者選抜の業務に携わった経験がある方
です。入会申し込みの際,以上の条件に当てはまることを証明する資料を1枚程度,入会専用ウェブサイトの指示に従って添付してください。理事会で審査いたします。
Q18 大学入試学会に個人として入会する手続きを教えてください。
A18 オンラインでのみのお手続きとなります。大学入試学会ウェブサイトの「入会案内」のページに進み,会員種別にかかわらず,「個人会員申込フォーム」(学会支援機構提供)から登録していただきます。登録画面の最初の項目で,会員種別を選択してください。研究者番号をお持ちの方は「正会員」を選択してください。研究者番号をお持ちではなくとも,正会員としての入会を希望することができます(Q&A17参照)。その場合には,「正会員」を選択していただき,Q&A17に示した証明書を別途お送りください。研究者番号をお持ちでない方で,大学等の学籍をお持ちの場合は学生会員となりますので,「学生会員」を選択してください。どちらもお持ちでない方は原則的に準会員に該当しますので,「準会員」を選択してください。登録後は,理事会の承認を経てから正式に入会が認められますので,手続きが完了するまでにはしばらく期日(1カ月程度)を要することをご承知おきください。理事会の手続きが済んだのち,会員番号と入会金及び年会費納入の手続きについてご案内します。なお,入会には正会員1名の推薦が必要となります。
Q19 個人会員の資格変更は可能ですか?
A19 正会員から準会員や学生会員に変更することはできません。準会員は,正会員としての条件をクリアすれば正会員に会員資格を変更することが可能です。学生会員は学籍を失った場合,その時点から原則1か月以内,遅くとも1年以内に会員資格変更の手続きを行わなければなりません。
Q20 研究者番号を失った場合,正会員としての資格も失いますか?
A20 本学会に正会員として参加した実績で正会員の条件を満たしますので,会員資格変更の必要はありません。
Q21 個人会員の資格を失うことはありますか?
A21 本学会の会則には個人会員が以下の1つに該当する場合,理事会の議を経て除名されることがあると定められています。
(1)会費を2年以上滞納したとき
(2)学生会員が学籍を失ったにも関わらず、会員種別変更手続きを怠ったとき
(3)本会の名誉を傷つけ、または本会の事業を妨害する行為があったとき
Q22 退会する時にはどのようにすればよいでしょうか?
A22 理事会に書面で届け出ます([大学入試学会会則]参照)。様式は特に決まっていません。届け出が理事会で承認されて退会となります。
Q23 大学等協議会に加盟する手続きを教えてください。
A23 オンラインでのみのお手続きとなります。大学入試学会ウェブサイトの「入会案内」のページに進み,。大学等協議会,高等学校等協議会それぞれの「団体会員申込フォーム」から登録していただきます。なお,高等学校等協議会の場合,Q&A17に示した審査のため,別途書類をお送りいただくこともあります。登録後は,理事会の承認を経てから正式に入会が認められますので,手続きが完了するまでにはしばらく期日(1カ月程度)を要することをご承知おきください。理事会の手続きが済んだのち,入会金及び年会費納入の手続きについてご案内します。
Q23-2 大学入試学会が成立する前に大学等協議会に加盟することはできますか?
A23-2 大学等協議会加盟専用ウェブサイトが完成するのは大学入試学会が成立した後になりますので,それまでは「予約加盟」という扱いになります。大学入試学会のウェブサイトに簡易的な「予約加盟」の受付画面を作成しました。加盟の希望がある場合,入会ページの完成を待たずに,是非,予約加盟の手続きを進めていただきますようにお願いいたします。なお,早期に加盟申請を行っていただいた場合には,特典があります。詳細は「大学等協議会規程」をご覧ください。
Q24 1つの大学から複数の機関が大学等協議会に加盟することはできますか?
Q24 可能です。大規模大学の場合,全学組織以外に学部等で入試を担当するケースがありますので,そういった場合には学部等の組織で加盟を申請してください。
Q25 高等学校等協議会に加盟する手続きを教えてください。
A25 大学入試学会ウェブサイトの高等学校等協議会加盟専用ページから登録していただきます。正式な加盟手続きの詳細については,現在,検討中です。
Q25-2 大学入試学会が成立する前に高等学校等協議会に加盟することはできますか?
A25-2 高等学校等協議会加盟専用ページが完成するのは大学入試学会が成立した後になりますので,それまでは「予約加盟」という扱いになります。大学入試学会のウェブサイトに簡易的な「予約加盟」の受付画面を作成しました。加盟の希望がある場合,入会ページの完成を待たずに,是非,予約加盟の手続きを進めていただきますようにお願いいたします。
Q26 高等学校等の教員が個人単位で構成する任意団体が高等学校等協議会に加盟することは可能ですか?
A26 可能です。ただし,メンバー構成や活動実態に関して理事会で実質的な審査を行うことになります。入会の条件や手続きについては,今後,整備していく予定です。
Q27 高等学校等協議会に加盟する場合,入会金は必要ですか?
A27 高等学校等協議会については,入会金を予算計上することが難しい場合が多いと考えられることから,入会金は設定されていません。
Q28 団体会員の資格を失うことはありますか?
A28 本学会の会則には団体会員が以下の1つに該当する場合,理事会の議を経て除名されることがあると定められています。
(1)会費を2年以上滞納したとき
(3)本会の名誉を傷つけ、または本会の事業を妨害する行為があったとき
(4)大学等協議会ないしは高等学校等協議会の細則に反し,資格外の者を協議会主催の事業に参加させたとき
Q29 賛助団体として登録する手続きを教えてください。
A29 現時点では,登録をご希望の場合,大学入試学会ウェブサイトに掲載の通り,学会事務局(設立準備委員会事務局)まで電子メールにてご連絡ください。事務局から手続きについてご案内いたします。理事会の承認を経てから正式に登録が認められますので,手続きが完了するまでにはしばらく期日を要することをご承知おきください。理事会での承認の後,登録料及び登録初年度の賛助金を納入してください。賛助団体登録番号をお知らせします。
Q30 賛助団体となるメリットを教えてください。
A30 1口3名まで年次大会に無料で参加することができます。また,学会ウェブサイトにおける広告バナー,年次大会における販売・販促ブース,年次大会抄録集に掲載する広告スペース等で登録口数に応じてご希望を優先いたします。
Q31 初年度の会費はいつまで有効ですか?
A31 大学入試学会は2023年12月17日(日)開催予定の発起人会で設立の予定です。したがって,活動は2023年度から始まりますが,会計上の初年度は年度を区切らずに2023-24年度とすることを予定しています。初年度の会費は2024年度末までの会費という扱いになります。
Q32 団体加盟を希望しているが,予算の関係で2023年度中の加盟が難しい場合には,年度が明けて2024年度になるまで手続きを待つ必要がありますか?
A32 年度内に予約加盟の手続きをして,2024年度になってから入会金と会費の納入をお願いします。納入が確認されたのちに理事会で承認されてから,正式加盟となります。
Q33 大学入試学会に関する情報を入手するにはどうすればよいですか?
A33 現在,大学入試学会設立準備委員会による大学入試学会ウェブサイトが構築中です。大学入試学会に関する情報は逐次ウェブサイトにアップロードしますので,是非,ご活用ください。
Q34 個人会員の会費を教えてください。
A34 正会員が入会金10,000円,年会費10,000円,準会員が入会金5,000円,年会費5,000円,学生会員が入会金3,000円,年会費3,000円です。詳細は「大学入試学会個人会員規程」をご覧ください。
Q35 大学等協議会への加盟にかかる費用を教えてください。
A35 各団体,入会金が20,000円,年会費が1口20,000円です。入会金は加盟の口数に関わらず同じ金額です。なお,2024年3月末までに加盟手続きを完了し,初年度の年会費を納入いただいた場合には,入会金が免除となります。国立大学アドミッションセンター連絡会議の加盟機関の場合は,入会金免除の期間は2024年7月末までです。詳細は「大学等協議会規程」をご覧ください。
Q36 高等学校等協議会への加盟にかかる費用を教えてください。
A36 各団体,年会費が1口10,000円です。入会金は不要です。詳細は「高等学校等協議会規程」をご覧ください。
Q37 賛助団体の登録にかかる費用を教えてください。
A37 各団体,登録料が50,000円,年会費が1口50,000円です。入会金は加盟の口数に関わらず同じ金額です。詳細は「賛助団体規程」をご覧ください。
Q38 年次大会への参加費を教えてください。
A38 年次大会の参加費は個人会員の種別に応じて設定されます。高等学校等協議会,大学等協議会の資格とは無関係です。賛助団体の関係者は,1口3名まで無料で参加できます。非会員でも大会に参加することは可能ですが,会員と比較して参加費用は高額になります。また,会員の場合,参加費は「正会員>準会員>学生会員」とする予定です。現時点で具体的な金額は未定です。
Q39 第1回年次大会の予定を教えてください。
A39 大学入試学会第1回大会は,2024年9月27日~29日に東北大学で開催の予定です。初日はプレイベントとして参加費無料の公開シンポジウムを対面とオンラインのハイブリッド方式で行う予定です。2日目以降は対面のイベントを企画します。最終日には高等学校等協議会,大学等協議会の主催事業及び両協議会の共催事業を予定しています。
大会内容の詳細は,今後検討の上,決まり次第,会員にお知らせします。また,大学入試学会ウェブサイトで公表いたします。
Q40 大学入試学会の学会誌について教えてください。
A40 大学入試学会の学会誌及びその他の学会刊行物の内容は,第1回大会の前後に学会誌の第1巻を刊行することを目標に準備いたします。学会誌は当面,年1回の発行を目標に,第2巻から投稿論文の掲載を目指します。その他の刊行物については,今後検討いたします。
* 2023年12月13日現在