大学入試学会第2回大会

公開シンポジウム

【テーマ】コロナ禍は大学入試をどう変えたのか
【日 時】2025年9月22日(月)10:00~12:30
【場 所】東北大学青葉山新キャンパス青葉山コモンズ2階大講義室(翠生ホール)
【参加者】 正会員,準会員,学生会員,一般参加者
公開シンポジウムは東北大学高等教育フォーラムとして,リアルタイムでオンライン配信の予定です(視聴には申込が必要です)。
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【概 要】  人々の日常生活の隅々まで大きな制約を強いることになった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックの世界は,2023(令和5)年5月8日の5類感染症への移行により収束を見た。コロナ禍によって大きな影響を受けて不可逆的な転換が生じた社会的活動は枚挙に暇がないだろう。
 いわゆる「三密」の典型である大学入試もコロナ禍に大きな制約を受けた社会的活動の一つである。パンデミックの渦中では感染防止の観点からあらゆる対策が打たれた。COVID-19に対する特例がほとんど見られなくなった現在,コロナ禍が及ぼした影響について整理するべき時期が来た。制度や選抜方法から大学入試の当事者である実施者や受験者の意識から大学入試に関わる言説,さらには,国際的な動向に至るまで,コロナ禍の影響について検討すべき事項は多い。
 公開シンポジウムでは4件の話題提供を予定している。それに加えて指定討論者のコメントを皮切りに,パネルディスカッションを行う予定である。
 本公開シンポジウムは第 42 回東北大学高等教育フォーラム及び科学研究費補助金基盤研究(A)21H04409「コロナ禍の下での大学入試政策及び個別大学の入試設計のための総合的大学研究」シンポジウムとの共催である。
【登壇者】
(予定)
話題提供者:倉元直樹(東北大学教授)/寺尾尚大(大学入試センター准教授)/林如玉(東北大学助教)/山﨑健太(新潟県立新潟高等学校教諭)
指定討論者:苅谷剛彦(上智大学特任教授 / オックスフォード大学・東京大学名誉教授)

学会企画シンポジウム

【テーマ】ポスト大衆化時代の大学入試
【日 時】2025年9月21日(日) 13:00~16:00
【場 所】東北大学青葉山新キャンパス青葉山コモンズ2階大講義室(翠生ホール)
【参加者】 正会員,準会員,学生会員,一般参加者
【概 要】  日本の高等教育システムの性格と変容は,しばしば大衆化という枠組みのもとで理解されてきた。確かに,高等教育をエリート段階からマス段階そしてユニバーサル段階へと発展すると捉える M.Trow の高等教育発展段階説には一定の説得力があり,日本でも大学入試の変容についてその大衆化の枠組みを応用する議論もあった。だが,そのトロウの問題提起からすでに半世紀ほどが過ぎ,現代の大学入試をとらえる枠組みとして「大衆化」という視点を踏まえつつも新たな視点を模索する必要がある。この企画シンポジウムではそうした思考を主題化するために「ポスト大衆化」の語を用いる。そこで,マクロな社会変動を精力的に論じてきた社会学者の苅谷剛彦氏を招き,社会的視点から現代の大学入試をより的確にとらえる議論を展開してみたい。
司会者:田中光晴(文部科学省)
基調講演:「キャッチアップ型近代のなかの大学入試」(仮) 苅谷剛彦(上智大学特任教授/オックスフォード大学名誉教授・東京大学名誉教授)
対 談 :「社会変動の視点から見た大学入試の現在地―苅谷講演を踏まえて」 苅谷剛彦×中村高康(東京大学) 質疑応答及びフロアとのディスカッション

協議会イベント(高等学校協議会,大学等協議会共催企画)

【テーマ】大学入試をめぐる高校と大学の対話
【日 時】9月22日(月)13:30~16:30(予定)(途中退出可能)
【参加者】大学等協議会加盟機関及び高等学校等協議会加盟団体
【概 要】  昨年は両協議会でラウンド・テーブルを実施しました。今回は大学入試を所管されている文部科学省高等教育局大学教育・入試課大学入試室からゲストをお迎えしてパネルディスカッションを実施します。テーマは協議会加盟団体の皆様から募集いたします。提案の中からいくつかを選び、両協議会から選ばれたパネリストとゲストが議論する機会を設けます。フロアからも質問を受け付ける予定です。昨年同様、守秘義務があるクローズドセッションといたします。忌憚ない本音の話し合いを期待しています。なお、パネルディスカッション終了後、フォローアップセッションとして、協議会ごとにディスカッション・情報共有を行います。

* 新規加盟機関からの参加は7月31日申請分までお認めします。ご希望の組織・団体は大学入試学会公式ウェブサイト(https://www.jaruas.jp/)を通じて加盟申請をお願いいたします。

一般研究発表

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